どの部位以上に自分で簡単にマッサージできて、直ぐに効果を発揮するのが目のマッサージです。目であれば、目の回りをマッサージします。その他の方法まで組合わせれば、目まで良くなるといわれます。首のこりや張り、肩こりや痛みにも効果があるといわれます。
マッサージの方法には、なでる・もむ・圧す・叩くなどがあって、これらを組合せて行います。
目のマッサージは、どこにいても簡単に行なうことができます。女性の方は、少しばかりお化粧に気を配らなければなりませんが、それでもこの手軽さで目の疲れが緩和されるのであれば助かりますよね。是非、試してみて下さい。
参考までに目のマッサージの基本を描いています。丸数字は、その手順です。太線で描かれた部位を押えたり、方向に沿ってマッサージして下さい。また、必要に応じてパックも試してみて下さい。
以下の一連のマッサージを、できれば3回やりたいですね。
@ | 大方の人の眉毛の生え際といえばいいでしょうか、額と鼻へのいわゆるTゾーンに近いところで、鼻の中心線より左右によったところに窪みを見つけることができます。その窪みを、親指で額に三角形をつくるようにして10回押えます。 |
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A | 鼻が始まるあたりと目との間だの窪みを10回押えてマッサージします。 |
B | 目の少し下で、少し頬が盛り上がった部分を人差し指と中指で左右の手で左右のツボを同時にマッサージしましょう。 |
C | 目の上で、瞼の眉の間を内側から外側に10回ほどマッサージします。 |
D | 目の下の窪み、目の隈ができるあたりを内側から外側に10回マッサージします。 |
パソコンなどの手や腕の細かい動きで、肩や首の深部の筋肉が凝ってしまします。
なでる | ツボの部分に手をピタリとつけて、なでます。手のひら全体でなでたり、親指除く4本の指でなでたりするなどの方法があります。 |
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もむ | ツボに手を密着させて、もみます。4本の指を重ねて回しもむ、手のひらの付け根で回しもむ、親指の腹で回しもむ、両手を重ねてさするようにもむ、片手または両手でしぼったり、捏ねるようにもむ、両手を重ねて船の櫓をこぐようにもむ、などの方法があります。 |
圧す | ツボに親指の腹をあてて、圧力を加えます。 |
叩く | 軽く拳をつくって叩く、両手を合掌するようにして叩く、両手を軽くにぎり合わせて叩くなどの方法があります。背中、腰、おしり、足の治療のときはマッサージを受ける人はうつぶせになり、おなかの治療のときはあおむけになります。マッサージをする人は、その横に立てひざで座ります。 |
こりの芯、簡単に言うと痛いところを指で押さえながら、腕を左右や前後に動かすなどして、筋肉を動かすのがいいでしょう。マッサージ効果が芯に行き渡るように配慮しましょう。
耳の後ろから首のつけねにかけて胸鎖乳突筋と呼ばれる部分があります。ここをマッサージします。更に、鎖骨の上下をマッサージすると気持ちよくなってきます。凝りで軽い酸欠状態になっている脳に、十分に血液を送ってあげましょう。 →TOPへ戻る
肩こりというと、最初に思いつくのはマッサージではないでしょうか?
肩の凝っているところを押してもらうだけでも気持ちいいですね。
そこで、ここでは肩こりの際に行なうマッサージについて記していきます。
肩こりマッサージには、気をつけなくてはいけないことがいくつかあります。
1. 病気の時や妊娠中はやらない
2. 怪我や火傷のある箇所がある場合にはそこを避けて行なう
3. 炎症を起こして熱をもっている時は炎症が治まるまで待つ
4. 気持ちいいからといって、長時間やると炎症を起こすことがあります
5. 一箇所だけを集中してやらない
などが主な注意点です。
もう一つのチェックポイント。肩こりだからといって、肩だけをマッサージしていませんか?
肩こりの際、効果的なマッサージとは腕や背中、そして肩の全体を施術することです。押し方は、手のひらを使って全体的にマッサージしましょう。指先などでギュッと押すと刺激が強すぎて逆効果になる場合があります。
その時、心臓から遠い部位から徐々に近くへ繰り返すのが肩こりマッサージのコツです。
肩以外にも肩こりに効くツボがあります。足ツボマッサージが、肩こりに効果的です。
足は第二の心臓と言われていますから、足の血行が良くなるのはいいことです。足の裏を一人で手軽に行なえるマッサージ法にとしては、青竹踏みなどがありますね。
最後になりましたが、もちろんプロにお任せするのもいいでしょう。特に酷い肩こりの時には、本人の体調や、肩こりの症状に合わせてマッサージしてもらえるので、リフレッシュできるでしょう。その際には、しっかりと症状や日頃の生活ぶりなどを伝えておくと、それに併せた施術をして頂けます。 →TOPへ戻る
なでる・もむは、全体に重い感じの痛みに、圧すというのは、くり返し起こる腰痛で、1ヵ所に強い痛みがある場合に適しています。
マッサージは、体の表面にピタリと手を密着させて、3〜5kgの圧力を常に一定にかけるように施術します。また、ツボを移動する時には、体の表面を手をすべらせるように動かしたり、リズミカルに行うと良いでしょう。強くもみすぎると、痛みのためにかえって筋肉が緊張してしましますので、気持ちよいと感じる程度留めて施術してください。緊張した筋肉がゆるんで血行がよくなり、その結果、痛みがやわらぎます。
マッサージは、悪い姿勢による慢性腰痛などには効きますが、ぎっくり腰などで急性の激痛がある時にはマッサージが適さない場合があります。
腰痛の原因は様々です。指圧・マッサージや鍼でツボを刺激するのも有効です。但し、パソコン作業から来るものもあれば、中には内臓疾患から来る腰痛もあります。違和感を持ったら専門医の受診をすることをオススメします。 →TOPへ戻る
ツボ | 位置 | |
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効果・効能 | ||
押し方 | ||
手 | 1.腰腿点 (ようたいてん) |
手の甲、人さし指と中指、小指と薬指の間を上になぞっていって骨が交差するところ |
腰痛 | ||
骨に指先を食い込ませる感じでゆっくりと | ||
腰 | 1.大腸兪 (だいちょうゆ) |
ちょうどウエストのライン背骨から左右外側に指二本分 |
腰痛・坐骨神経痛・大小腸の疾患 | ||
親指の腹を体に対し垂直に入れ、ゆっくり力を抜いてゆく。 | ||
2.腎兪 (じんゆ) |
大腸兪の指幅3本分上 | |
腎疾患・腰痛・膀胱・生殖器疾患 | ||
大腸兪と同じです。 | ||
3.志室 (ししつ) |
腎兪から指幅二本分外側 | |
腰痛・坐骨神経痛・胃腸炎・全身の疲労感 | ||
親指で内側に向けて押します。 | ||
4.帯脈 (たいみゃく) |
脇腹ウエストのライン | |
腰痛・月経痛・月経不順・下腹部痛 | ||
親指の腹で力を入れすぎずに行ないましょう。 | ||
脚 | 1.殷門 (いんもん) | 大腿後面のほぼ中央 |
坐骨神経痛・下肢麻痺 | ||
軽い力で持続的に行います。 力を入れすぎないように行いましょう。 |
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2.委中 (いちゅう) |
膝の裏くぼみ太い横ジワの中央 | |
腰痛 坐骨神経痛 膝痛 | ||
親指で押します | ||
3.照海 (しょうかい) |
足の内側・くるぶしの下(指一本分くらい) | |
腰痛・腎疾患・花粉症・冷え性・不眠症・咽痛・耳疾患 | ||
親指の腹で | ||
4.曲泉 (きょくせん) |
膝の内側の窪み | |
大腿神経痛・膝関節炎・リウマチ・月経痛・月経不順・不妊症・精力減退 | ||
親指の腹で |